当日、脳科学者で有名な、東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太先生の記念講演があり、興味深く聴講しました。
演題は、「ICTが脳に与える影響」で、脳の仕組み、脳の働きと脳の能力低下の説明に続き、ゲームやスマホに費やす時間と、学習との因果関係についての実験結果が紹介されました。
その結果は、スマホアプリのLINE等に費やす時間が多いほど、学習成績が下がる傾向が明らかと言うものでした。

テレビを見たりゲームを行うことも、LINE同様に学習には悪影響が有る様で、ICT業界としては、肩身が狭いのですが、一方でボケ防止用アプリ等の開発も進められて居て、ICTの有用な使い方も見出せそうで、少し救われました。
ある会社の社長が、ゲームソフトは人の時間を奪うので開発は手掛けない。
自分たちは、人の時間を創り出すソフトの開発を目指して居ると言う様な考えを表明していらっしゃって居たことを思い出しました。